6番線 大阪第一車両庫

Last updated: 2010/9/12

特急 あまぎ


〜集客アップのために消滅した特急〜


  列車概要
1950年(昭和25年)10月、東京〜伊東・修善寺間に、週末準急「あまぎ」を設定。
それまでの準急は客車を使用していたが、この「あまぎ」は湘南電車と呼ばれ、この3月から普通列車などで運用についていた80系電車を使用し、優等列車への電車使用のさきがけとなった。
 
1953年(昭和28年)3月、「あまぎ」は「伊豆」に改称され、臨時ながら毎日運行になる。
 
1954年(昭和29年)10月、新宿〜熱海間に準急「あまぎ」を設定。
 
1961年(昭和36年)10月、新宿〜熱海間運転の「あまぎ」は廃止され、新たに「たちばな」が改称されて「あまぎ」を名乗るようになる。
 
1963年(昭和38年)12月、伊豆急下田乗入れ開始。
 
1964年(昭和39年)10月、東海道新幹線が開業、「伊豆」の格上げに関して残った1往復半は「あまぎ」に組み込まれ、「あまぎ」は不定期2往復となる。
 
1965年(昭和40年)10月、列車名の整理が行われて、「おくいず」は「あまぎ」に、「いこい」は「いでゆ」に統合される。定期の準急は「いでゆ」から「あまぎ」に移って「あまぎ」は定期5往復半体制となり、「いでゆ」は不定期準急となる。
 
1966年(昭和41年)3月、国鉄の料金制度改定に伴い、準急から急行に格上げされる。
 
1968年(昭和43年)10月、再び列車名の整理が行われて、車両や定期・不定期問わず全車指定席の列車は「伊豆」に、自由席連結の列車は「おくいず」となり、「あまぎ」の愛称消滅。
 
1968年(昭和43年)10月の改正で、「伊豆」は153系電車と157系電車の両方が使用されるようになっていたが、1969年(昭和44年)4月25日、二等車のサービス格差が大きいため157系電車使用の列車を特別急行列車に格上げし、「あまぎ」と命名。この特急「あまぎ」は急行「伊豆」の格上げ定期2往復と季節・臨時各1往復の4往復とした。なお「あまぎ」の特急列車格上げに際しては、運転区間を東京〜伊豆急下田間とし、停車駅を横浜〜網代間不停車にするなど速達性を重視することにした。
 
1976年(昭和51年)3月1日、「あまぎ」に使用される157系電車は老朽化したため、183系電車に置換えられる。これは157系電車の終焉でもあった。これに合せて自由席を連結する。
 
1981年(昭和56年)10月1日、特急「あまぎ」と急行「伊豆」を増収のため特急に統合する事になり、「あまぎ」廃止。新しく登場した特急には一般公募により「踊り子」と命名。「踊り子」は「エル特急」に指定される。
  車両案内
クモハ157
-譲渡作品より-
撮影詳細不明
クハ183
特急「あまぎ 5号」
撮影日:1981年7月21日 東海道本線 東京駅 12番線
<撮影時の編成>
*運用期間*
1976年3月1日〜1981年9月30日
*運行区間*
東京−伊豆急下田
←伊豆急下田(1〜10号車)東京→
「クハ183」「モハ182」「モハ183」「サロ183」「サロ183」
「モハ182」「モハ183」「モハ182」「モハ183」「クハ183」

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