1951年(昭和26年)11月25日大阪〜大社間準急が急行に格上げされ、「いずも」と列車愛称を与えられました。
また、編成の一部が大阪から東京〜宇野間急行「せと」に併結されて東京まで直通したため、
東京〜大社間列車となりました。
1956年(昭和31年)11月、列車名を「いずも」から漢字の「出雲」に改称。
また、急行「せと」との併結を取りやめ、東京〜大社間の単独運転を開始。
1961年(昭和36年)10月1日のダイヤ改正により大阪経由を取りやめ、京都〜福知山間を山陰本線経由に変更。
また、東海道本線内では下りは名古屋まで南紀観光団体専用列車を、上り列車は京都から大阪発の寝台急行列車「金星」を併結。
1964年(昭和39年)10月1日東海道新幹線開業に伴うダイヤ改正で、東海道本線内も単独運転となりました。
1972年(昭和47年)3月15日山陽新幹線岡山乗り入れに伴うダイヤ改正で、急行「出雲」を特急に格上げし、
20系客車による寝台特急「出雲」の運行を開始。運転区間は東京〜浜田間となりました。
1975年(昭和50年)3月10日山陽新幹線博多乗り入れに伴うダイヤ改正で、24系客車化。
1976年(昭和51年)10月、24系25形化。
「出雲」の24系25形化は「はやぶさ」「富士」と同時で、東京発着の定期寝台特急初の2段B寝台投入となりました。
1978年(昭和53年)10月1日「いなば」の運転区間を出雲市発着とし、「出雲2・3号」と列車名を変更し「紀伊」との併結運転となりました。
従来の東京〜浜田間運行の「出雲」は、「出雲1・4号」となりました。
1984年(昭和59年)2月1日のダイヤ改正により、「紀伊」廃止。「出雲2・3号」は単独運転。
1993年(平成5年)9月山陰本線園部〜福知山間電化・高速化工事に伴い、下り「出雲1号」を伯備線経由に変更。
上り「出雲4号」は山陰本線経由で運行。
1995年(平成7年)12月「出雲1号」を元の山陰本線経由に変更。
1998年(平成10年)7月10日、285系電車(サンライズエクスプレス)導入に伴い、
JR西日本管轄の1往復(3・2号)をサンライズエクスプレスによる電車化を行い「サンライズ出雲」として運行開始。
また、東京〜岡山間は「サンライズ瀬戸」を連結、伯備線経由に変更して、下りは東京発22時台に繰り下げた。
JR東日本管轄の1往復(1・4号)は、出雲市〜浜田間を廃止。
東京〜出雲市間を山陰本線経由「出雲」として運行。
2006年(平成18年)3月18日車両の老朽化や利用客の減少などの理由により、「出雲」が廃止。
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